Caroline制作記

皆さん、こんにちは。
日本も温かくなったり寒くなったりと、季節の変わり目的な天気が続くようですが、ヨーロッパも先週は温かさを通り越して夏の陽気となったのに、今週は冬が戻ってきたような寒さです。

今年の秋冬で編んだエリさんのCarolineとRirikoさんのRasenが出来上がっているので、本格的に暑苦しくなる前に完成画像を貼っておきます。
今回は冬っぽいCarolineから。

さてまず糸のお話です。
エリさんのサンプルには、昨年末にクラウドファンディングでエリさんのパターンが掲載された本を出したヤーンブランドさん、Nomad noosの糸が使われています。
Nomad noosの糸はネパールのラクダや羊の毛を現地の方が手紡ぎして作っているのですが、手紡ぎとは思えないくらい細い糸で50gにつき250mあり、合細に分類されます。エリさんの白いセーターがステキだったので、もともとは合細糸の白で編もうと思っていたのですが(Biches & Bûchesさんの Le Petit Lambswoolなんてどうかしら?と思っていました)、冷え性寒がりでニットは防寒のために編むものと思っている口なので、もう少し太い中細糸を使うことにしました。
というか、別の物を編もうと思って買った糸が、パターンと相性が悪くて着分浮いてしまい、Carolineに使って見たら悪くないじゃない、ということになったというのが実情です。

糸はイギリスのJohn Arbon Textiles というイギリス産ウールで糸を作っているメーカーさんのもの。
Harvest Huesの中細タイプ4-plyで、Bracken色です。100gにつき400mなので、fingeringにしてはやや細めです。

Harvest Huesには中細の4-plyと並太のWorstedがあり、イングランドのデボンで飼育された茶色の羊Zwartble種とフォークランドのオーガニックメリノを35%対65%の割合でブレンドしています。Harvest Huesの色はイングランドの自然にインスパイアされたそうですが、染色済みのメリノにこげ茶のズワートブルをブレンドするので、色に深みがあります。
メリノの割合が多いのですが、手触りは個人的にはウェアにはいいけれど、首回りの小物には使えないチクリ感があります(肌がちょっと敏感なオバチャンです)。防縮加工をしていないナチュラルな糸なので、なかなかの羊臭がします。

で、イギリスの糸、ではあるのですが、フォークランドはイギリスとは言えどヨーロッパとは言えないので、買う時にはその点が気になりました。
イギリス糸には価格を抑えるためにフォークランドのウールが使われていることが多いのですが(Blacker Yarnsしかり)、なるべくローカル→ヨーロッパ産の糸を買うようにしているので、イギリスの糸はそこがいつも引っかかるのです(全くヨーロッパ産でない糸も買うのですが)。

この糸はイギリスがEUを出てしまうと関税等がかかるかもしれないと思い、去年Brexitの前に買いました。
ちなみに年始のBrexit以降、個人向けのオンラインショップは対英国、対EU双方向で販売が出来なくなるケースもあり、手続きが煩雑になったりして少なからぬ打撃を受けているそうです。以前よくお買い物をしていたオンラインブックショップでは、EUからは本が買えなくなってしまったりと、個人的にも困っています。
EUじゃないしな。。。と複雑な気持ちもあるので、しばらくはイギリスの糸を買い控えるかもしれません。

さて、この秋色な毛糸で編み始めたのが秋でした。ゴム編みのスワッチを編んで、ゲージもぴたりと出て、トップダウンで最初は目数が少ないので割とすいすい進みました。しかも使い道に困った糸が作品の雰囲気に上手く合い、しめしめと思っていたのでした。

目数が増えると中央のパネルの脇にサイドケーブルを対称に増やしていき、袖には袖のケーブル模様が入ります。ヨークの袖分け前が、目数も交差も多いのでやはり一番大変でした。交差がある段は1段を編むのに結構時間がかかりますが、それでも模様が出来ていくのが本当に楽しくて、1日に数段でも編んでいました。
袖を分けてしまうと身頃は中央とサイドケーブルだけなので、何となく模様を覚えて来て、またスピードアップしましたが、でもRirikoさんのRasenを並行して編み始めてしまって、これはストップしてしまった時の写真です;。

袖のケーブルは交差が身頃の模様より少ないので楽でした。ただ、指定よりずいぶん長くしたので(脇下から47cm)その分時間はかかりましたが。

ベースが2目ゴム編みなので裏編みの目が引っ込んでしまって、編んでいる時は出来上がり寸法より全然小さく、「着れるのか?」というサイズでした。編み友のojaojaさんに、ブロッキングで伸びるから大丈夫!と励まされながら編んでいたのですが、丈を伸ばしたこともあり、本当に細長い印象の靴下的プルになってしまいました。
試しにメジャーを当ててみました。

じゃーんなドアップ。

これをブロッキングで横にびっちりと伸ばしました。

ブロッキング前と後の数値を参考のために記しておきます。
身頃(脇下丈)38cm → 35.5cm
身幅 34.5㎝ → 46cm
袖(脇下まで)47cm → 46cm
横に伸ばした分身頃の丈が縮まってしまっています。

で、短いのでスカートに合わせてみました。スカートだとちょうどいい長さなのですが、スカートは防寒着ではないので冬には履きません(これは地元の町に今年出来たゆxくろの夏物~)。

いつもの着たきり雀ジーンズだとこのようになります。ウェストはミッドライズです。

新しいジーンズを買うつもりだったのですが、ロックダウンになってしまい、4週間お預けです😢・・・。


ジーンズに合わせるにはあと数センチ長さが欲しいので、裾と袖口のゴムを編み足そうと思っています(多分娘にはちょうどいい丈なのですが、あげない!)。

模様のアップ。

自分頑張った≧▽≦!と思います。

中細糸のセーターなのでそれほど暖かくないかなと思っていたのですが、交差模様で厚みが出るせいか、かなり温かいです😊!寒いので着ます!

【作品メモ】
パターン:Caroline(AK版)
サイズ:2
糸:John Arbon Textiles Harvest Hues 4-ply Bracken 現在約3かせ強
針:ゴム編み(衿、裾、袖口とも)3.25 mm(≒JP4号)、身頃・袖 3.5 mm(≒JP5号)

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